ハムスターの高年齢は何歳からになるのか、老化による症状などはあるのかを解説していきます。
老化に備えてできることはあるのでしょうか。
ハムスターの高年齢は何歳ぐらい?
ハムスターの高年齢は約1年半ほどで高年齢といえます。
ハムスターの平均寿命は2年から3年になっていますが長生きする子もいます。
高年齢になってきたかは、その子の普段の行動で確認するのが一番になっています。
老化による影響は?
ハムスターが老化していくとこんな影響があります。
- 体重が減る
- 動きが遅くなる
- 固いものが食べられなくなる
- 目が白く濁る
- 毛並み、ツヤがなくなる
- 爪が伸びる
- 寝ている時間が長くなる
となります。
それぞれの対策も合わせて解説していきます。
体重が減る
高齢になってしまうと体重が減っていきます。
見た目で分からないかもしれませんが数グラムほど減ることが多いです。
体重管理を行っている場合は、高齢とともに少しずつ体重が減っていきます。
動きが遅くなる
高齢になると全体的に動きが遅くなっていきます。
人間でも寿命による老衰はどうしようもありません。
動きが遅くなると事故することは少なくなるかもしれません。
ただ、事故してしまうと治癒力も減っているので治るまで時間がかかることが多いです。
固いものが食べられなくなる
顎の筋力が衰えてくるので、固いものが食べられなくなります。
ハムスターの歯は一生伸び続けますが、基本的に固いペレットを食べていると削る必要もなく生活できています。
歯が健康的でも顎の力がなくなってくると固いペレットが食べられなくなってしまうことがあります。
対策としては、柔らかい餌を与えたり野菜などをすり潰して固体にすることも可能です。
目が白く濁る
ハムスターにも白内障があります。
老化していくと目が白く濁っている場合は目が見えなくなっています。
老眼もあり目が完全に見えなくなることはありませんが、距離感がわからなくなったりすることもあります。
白内障はどうしようもありませんが日頃、目ヤニなどをしっかりと対処してあげましょう。
もし目に問題が発生しているようであれば、ケージ内の障害物、凹凸を減らして事故のない環境を作ることが大切です。
毛並み、ツヤがなくなる
高齢になると毛並みや毛のツヤがなくなってしまいます。
ハムスターは自分で毛づくろいをしていますが、高齢になるとしなくなり毛並みやツヤが無くなってしまいます。
毛並みが悪いと皮膚病などにかかってもわからないことがあるかもしれません。
綺麗にしてあげるほうが、健康的で清潔さを保つことができます。
毛づくろいの代わりに柔らかめの歯ブラシなどでブラッシングしてあげるのがおすすめです。
爪が伸びる
老化が進むとあまり動かなくなります。
もともとは回し車や砂場で遊んでいて自然と爪が削れていましたが、遊ばなくなると伸びていきます。
運動しないとずっと伸びていってしまうので、爪が伸びてしまいます。
爪が伸びるとバランスを崩したり滑るようになってしまったりするのでカットが必要になってしまいます。
寝ている時間が長くなる
高齢になってくると体力が無くなってしまうので、寝ている時間が長くなります。
ハムスターは平均14時間寝ると言われていますが、それ以上寝ることが多くなってしまいます。
あまり高齢でないのに寝る時間が多いと別の病気かもしれませんが、高齢になってよく寝ていて食欲もあれば問題ありません。