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ハリネズミの赤ちゃんの育て方!餌の量や注意点!生後一ヶ月を乗り切るまで

ハリネズミの赤ちゃんの育て方を紹介していきます。
母親の餌の量や妊娠中、出産後の注意点、離乳するまでを詳しく解説していきます。
筆者はハリネズミの出産を実際に経験しています。
ハリネズミはネズミとありますが、一切関係ありません。
ネズミのように一気に増えませんしハリネズミの赤ちゃんが離乳するまで生きている可能性は飼育下で6割とされています。
4割は何らかの原因で亡くなっていますので簡単ではないということを覚えておきましょう。

時期に注意する

妊娠してしまったものは仕方ありませんが、基本的に春・秋の出産がおすすめです(夏でも◎)
繁殖させようと思った1ヶ月後が4,5月ならOKになります。
私の場合冬に出産させてしまい、外はマイナスの温度で自分の部屋は28℃と約30℃の気温差で地獄を見ました。
気温変動の少ない春・秋の出産が一番です。

ハリネズミの妊娠中

妊娠期間は約1ヶ月程度になります。
短くて30日から長くて60日もかかるケースがあるので個体差があります。

妊娠中や離乳までは環境に変化があるとストレスになりかねますので、必ず妊娠前か初期に大規模な掃除は終わらせて床材の交換なども極力少なくしていきます。
妊娠が分かるのは、体重の変化、お腹の大きさで分かりますがしっかりとデータとして残しておかないと分かりません。
出産後には子供が脱走できないように、網目が大きいケージの場合は小さくするなどの工夫が必要です。
妊娠に気付いた場合は栄養を多く与えてあげましょう。
ダイエットフードを使用しているのなら中止して普通のフードに補給剤をかけたり昆虫食や赤ちゃん用の栄養が豊富なフードに切り替えます。

ある程度出産が近づくと回し車を撤去する方がいいです。
いつもより自分の体重が増えていることに気づかずに運動して怪我したら大変です。
お腹がパンパンになっているとそろそろです。

ハリネズミの赤ちゃんの育て方

出産前と出産後には母親の食欲が落ちることがあります。
個体差がありますが、食べないからと言って無理にあげようとしないでください。

ハリネズミの赤ちゃんの育て方はサポートはするが極力(基本中の基本)触れないが原則です。
人工飼育の注意点で説明しますが、手を下していいほど簡単なものではありません。
全て母親に任せるといった心積もりで挑みます。

ハリネズミの離乳までの生存確率が低いのが育児放棄と母親が殺してしまうことがある2つが原因です。
どちらも人間の臭いや赤ちゃんを育てられるような環境ではない場合に起こります。
赤ちゃんを守れないような状況なら捨てる、自分だけ生きられるように栄養にしてしまうという行動を行います。
赤ちゃんを触るのも母親と自分に絆(慣れている)場合は大丈夫かもしれませんが、育児放棄にも繋がりますので体重を測るのもやめておいたほうがいいです。
普段よりも大きな音を立てずに静かに暮らすのも忘れないでください。
掃除は糞だけ取り除き、写真や赤ちゃんを見るために覗き込むのも厳禁です。

母親

母親には妊娠中と同じく栄養素の高い食事を与えます。
可能であればミルクもおすすめです。
ある程度いけば、離乳するまでにバランスフードなど通常のフードに戻していきましょう。
母親は何もしなくても赤ちゃんを育ててくれます。
回し車を撤去するかしないかは判断に任せますが、基本は無い方がいいです。

赤ちゃん

  1. 出産
    3週間の間は部屋温度を約30℃ほどにしておきましょう。
    赤ちゃんは自分で体温調節できない、寒さに弱いので注意しましょう。
    一番注意する期間ですが、なにもしないことを徹底します。
  2. 約18日後 目と耳が開く
  3. 約21日後 歯が生える
    母親の食事に興味を持つ(フードをふやかしておく)
  4. 約6-8週後 離乳(母親と分けることが可能)
    段々と食事に慣れていきます。
    最初はふやかしたフードを用意してドライに変えていくのがおすすめです。
    急に母親から離すと体温調整できないこともあるので注意。
  5. 約12週後 オスメス(母親と)で分ける
    それぞれの子供を分けましょう。
    これ以上長くいるとオスとメスで交配する(母親も含む)可能性があります。

人工飼育と注意点

人工飼育する際の注意点として、母親が亡くなってしまった・完全に育児放棄している状態であれば人工飼育します。
それ以外の場合は絶対に触れないようにしましょう。
一度触って人間の臭いが付くと本当に育児放棄したり子食いに繋がります。
人工飼育は非常に難しいです。
私はしたことがありませんが、プロでも難しいでしょう。
育児放棄された赤ちゃん猫は人工飼育したことはあるのですが、猫でも苦労したのに小動物となれば余計コミュニケーションや合図が分からないものです。
精神的にも体力的に疲れることは間違いないですし、仕事をしながらは不可能に近いです。
猫の場合は食事とトイレだけに気を配れば良いのですが、温度や体重にも非常に気を配らないといけません。

食事

ペットミルクを薄めて飲ましていきます。
飲まし方は動物病院で指導を受けるのが一番です。
それぞれの説明書などに記載されている分量で3週までは2、3時間おきにあげていきます。
日付が経過するに連れて時間を空けていきます。
お腹にミルクが残っていないかあげすぎていないか確認が必要です。
4週ごろからドライフードをふやかしたものを与えたりしていきます。

温度

寝袋の上などで直接ヒーターに肌が触れないようにして温度を常に3周目までは32℃から35℃に保ちます。

トイレ

トイレは赤ちゃんの頃は自発的に行うことができません。
少しぬるま湯で濡らした綺麗な布で性器を付近をこすると刺激でトイレを行ってくれます。

自分のしくじり経験

自分のしくじったといえる点は、多くあります。
文中でも説明しましたが冬に出産したため外と中の気温差が30℃ほどあり地獄でした。
まったく妊娠に気づかずに出産日の前日に妊娠していることに気付きました。
急いで栄養補給できるものを購入し備えようと思ったら次の日には産まれていました。
また、栄養補給しすぎたせいで馬鹿みたいに太りました。
妊娠中より体重が増えたんです。。
栄養を…と頑張りすぎましたね。

産まれてから母親が3回ケージから脱走しています。
これは回し車を撤去したせいで、回し車がないので運動できないから脱走を企てたみたいです。
ハリネズミは5匹産まれたのですが、1匹だけ母親が噛んで運んだ時に足を怪我したみたいで最初の頃に息を引き取っていました。
自分は、本当に何もしていない感じでハウスの中を見ることもなく離乳までいきました。
極力ストレスを与えないのが一番です。