ハムスターの脱走防止対策と脱走したがる理由や見つからない場合の見つけ方などを紹介していきます。
ハムスターを飼い始めによくおこる脱走はどうやって対処していけばいいでしょうか。
ハムスターの脱走防止対策
ハムスターの脱走防止対策として
- ケージの選定
- ケージの設置場所
- ケージの扉の確認
- ハムスターの行動監視
- ケージのメンテナンス
があります
1. ケージの選び方
- 小さな隙間のないケージ: ワイヤーケージは隙間が小さいものを選びましょう。
- 透明なプラスチックケージ: 脱走のリスクを減らすために、全面が透明なプラスチック製のケージがおすすめです。
金網タイプはよじ登って小さな隙間から逃げ出す危険性があります。
2. ケージの設置場所
- 安全な高さに設置: 地面から高い位置にケージを設置しましょう。
- 温度と湿度の管理: ハムスターが快適に過ごせる環境を整えてください。
室温を20~25度、湿度を40~60%に保ち、静かな空間で、ケージは清潔に、部屋を明るくしすぎない。
3. ケージの扉の確認
- 扉のロック: 扉がしっかりと閉まっているか、定期的に確認しましょう。
- 追加の安全措置: 扉に追加のロックを設置することも有効です。
脱走しても遠くへ行けないように部屋も閉じておきましょう。
4. ハムスターの行動の観察
- 行動パターンの理解: 脱走しようとする兆候を見逃さないようにしましょう。
- ストレスの軽減: 適切な運動とエンリッチメントでストレスを軽減します。
5. 定期的なケージのメンテナンス
- ケージの点検: 定期的にケージの隙間や扉の状態をチェックしましょう。
- 清潔な環境の維持: 清潔な環境はハムスターのストレスを減らします。
ハムスターが脱走したがる理由は?
ハムスターが脱走したがる理由は
- 縄張りのパトロール
- ストレスや不満
- 探索本能
です。
縄張りのパトロール
野生のハムスターは自分の縄張りをパトロールする習性があります。これは、周囲に危険な捕食動物がいないかを確認するための行動です。
ペットとして飼われているハムスターも、この縄張りパトロールの本能を持っています。彼らはケージを自分の縄張りと認識し、その外側の安全を確認したいという欲求があります。
ストレスや不満
ハムスターは、騒がしい生活音、不適切な衛生状態、眩しい光、不適切な温度や湿度など、飼育環境によってストレスを感じることがあります。
家にいる他のペット、特に犬や猫などによって恐怖を感じることもあります。
飼い主の過干渉やコミュニケーション不足も、ハムスターにストレスを与える要因となります。
これらのストレスや不満が蓄積されると、ハムスターはより快適な環境を求めてケージから脱走しようとすることがあります。
探索本能
ハムスターは非常に好奇心旺盛な動物です。新しい環境や未知の物に対する探索欲求が強いです。
限られた空間であるケージの外にある新しい環境に強い興味を持ちます。
探索本能は、ハムスターが脱走を試みる重要な動機の一つです。彼らは新しい場所を探索することで、好奇心を満たそうとします。
ハムスターが見つからない場合の見つけ方
ハムスターが見つからない場合の見つけ方は
安全な環境を確保する
最初に、家中のドアや窓をすべて閉めてハムスターが外に逃げ出さないようにします。
また、コンセントのケーブル類を片付け、風呂、トイレ、キッチンの排水溝を塞ぎます。
また、便器や浴槽、洗濯機など、ハムスターが入り込んでしまうと危険な場所は蓋をして安全を確保しましょう。
エサを利用して誘引する
ハムスターのケージの入り口を開け、中にエサを置きます。さらに、ハムスターが隠れそうな場所の近くにもエサを設置しましょう。
エサの食べ残しや足跡を確認することで、ハムスターの居場所を特定しやすくなります。
足跡を見つけやすくするために、エサの周囲に小麦粉などの粉を撒くのも効果的です。
フンを手がかりにする
ハムスターのフンが見つかれば、その近くにハムスターが潜んでいる可能性があります。
特に、部屋を閉め切った状態でフンが見つかった場合は、その部屋を重点的に探しましょう。
暗闇と静寂を利用する
ハムスターは夜行性ですので、部屋を暗くすると活動が活発になります。
部屋を暗くして静かにし、ハムスターの動く音に耳を澄ませて、その位置を特定しましょう。
ハムスターが好む場所を探す
ハムスターがいる部屋が分かったら、狭くて暗く、暖かい場所を探します。家具の後ろや隙間、押入れなどを長い棒でそっと探ると、ハムスターが出てくることがあります。
優しく捕まえる
ハムスターを発見したら、タオルや網を使って優しく捕まえましょう。追い回すと怖がってしまうので、根気強く、優しく接することが大切です。エサやおもちゃを使ってハムスターを誘う方法も効果的です。